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2018年 04月 23日

クラシックレンジメンテ。燃料タンク他多数修理…の巻





お久しぶりのレンジローバー修理でございます。


備忘録では有りますが、ほんの少しでも…志し高きどなたかのご参考になれば幸いです。

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燃料を満タンにすると車両後方の燃料タンク運転席側からガソリンが垂れ流しに漏れて来るという、通常の日本車では考えられない不具合が購入時より発生しておりました。

約2年、満タンを避けて約60L給油しだましだまし乗っていた…と言うより後回しにしてました。


が…


今月末、滋賀県マキノ高原で開催される「OutingCamp」にレンジで参戦する事になり、いよいよ重い腰を上げたのでした(笑)

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「英国四輪駆動車部品販売」の舘脇さんに以前相談しブリーザーホースかブリーザーパイプが怪しいと目星を付けておりましたが・・・運転席側にブリーザーホースが来ているのでホースが最も怪しい・・・。

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とはいえ、先行して部品購入しても違うとイタイのでとりあえず燃料タンクを降ろしてしまう事に。

かなり前に「燃料ポンプASSY」や「燃料フィルター」「スタビブッシュ」「スタビリンク」「Aアームボールジョイント」も取り寄せ済みだったので一緒に着手してしまう事も予測して。

先に結論から。予想通りブリーザーホースがパックリ割れてました。差込部分の末端も見えているため満タンにすると燃料が踊って漏れてきていたようでした。・・・危ないなぁ。

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燃料タンクを下ろすには・・・

1・燃料フィラーホース(給油口とタンクの間の太いホース)
2・ブリーザーホース
3・ブリーザーパイプ
4・燃料ポンプ部燃料配管
5・燃料ポンプカプラ
6・タンク固定用の縦方向の板
7・同横方向のバンド

上記7箇所を分解・取り外すとタンクが降ります。なるべく燃料は空に近い状態が良いでしょう。ガソリンは液体よりも気化した漂うガスが最も危険です。DIYはオススメしません。プロにお任せしましょう。私はプロショップのガレージ一角をお借りして整備士の先輩が監督の元に作業しています。

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燃料タンクを降ろし、燃料ポンプASSYを交換。ポンプ用ゴムパッキンと燃料配管接続用オリーブも交換。ポンプリレーは場所がハッキリしなかったのでまた後日。

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私のレンジは走行23万kmの為、故障していなくても「予防整備」としてなるべく部品交換していっています。でないと出先で突然の故障に襲われてしまうからです。

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燃料ブリーザーホースは英国四輪さんに注文予定でしたが、先輩曰く「これなら部品屋さんにあると思うよ」との事で、内径を計ってもらい、内径φ19mmの横浜ゴムの耐油ホースに交換しました。ホースバンドは渋かったので注油して再利用。

ショックアブソーバーの取り付け部上の右側に見えているのが燃料フィルター。これも・・・かなりメンドクサそうでしたが交換しました。リヤ右タイヤは外した方が早いです。

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取り外した燃料フィルターにエアブローしたら・・・ウエスに染み込んでいるのが燃料フィルター内部から出てきた汚れです。かなり汚れておりましたので、詰まってはいないものの交換して大正解だった様子。

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うっかりタイヤ装着後ですが交換後の様子。燃料漏れも念入りにチェック済み。こんな所から漏れてきたらと思うと背筋がゾッとします。

・・・ちなみにフェンダー内部の油ジミはハブオイルシール交換前に漏れ出たデフオイルです。今は修理完了したので治まっています。

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リヤスタビライザーブッシュ(カマボコゴム)をステーごと交換します。こちらは純正品。

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リヤスタビライザーエンド(スタビリンク)も交換します。こちらは社外Aを。

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クラウンナットと割りピンでホーシングに固定されていますが、ねじ山の奥はテーパになってました。

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そしてそして・・・ホーシングのデフ玉左上に鎮座する「Aアームボールジョイント」こちらの交換をどうするか・・・。英国四輪の舘脇さんも「こちらはプロにお願いしましょう」とHPにも書いてありました。

良くあるパターンの…部品代はそれほどでもないが、交換が鬼の様に大変な部品。コレもその一つ。

悩みましたが・・・交換を改めてにすると、また燃料タンクの積み降ろしが出てしまう。・・・というより燃料タンクが降ろしてある今が作業はとてもし易い。

先輩と相談した結果、満を持して交換を決断。勿論私自身が可能な限り作業をします。

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Aアームボールジョイントは・・・
1.ボールジョイントのクラウンナット(30mm)を取り外し
2.Aアーム末端の貫通ボルトナットを2本取り外し

で外れますが・・・まずクラウンナット30mmがそんなメガネレンチもスパナも無かったので取り外しはなかなか大変。ボックスレンチ30mmをナットに装着し、デフ玉とブレーキラインにエクステンションバーを差して地道に外すしかありません。

貫通ボルトナットは確かインパクト使えました。貫通部分は緩めたナットをハンマーパンチで頑張って抜きます。

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更に大変なのはココから。ボールジョイントは下の写真のようなスプライン(切り溝)があって食いついています。コレを分離するのが最も大変だと思います。上記トーチバーナ右下にあるハンマーとげんのうハンマーで・・・先輩、100回以上はフルスイングで打ってようやく分離。形状の関係でガレージにある機械では外せませんでした。

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で、外れたボールジョイントがコレ。さび付いてガッチリ喰らい付いていました。外れて良かった・・・こういう作業が「経験値」が出てくるんですね。

私のようなエセ・サンデーメカニックでは挫折してしまいます。

20年近く整備士の経験をつんだ先輩は決して泣き言も弱音も吐きません。


いつも笑顔でアドバイスしてくれたり、手伝ってくれるこの人は私の自動車整備の「師匠」です。心から敬意を表します。

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圧入は油圧プレスを駆使してなんとか無事完了。ありがとうございます!


・・・これはエンスーなサンデーメカニックだけの力では絶対に無理だと確信しました(笑)

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それでは折り返し地点。ここから組み付け、再スタートです!

Aアームボールジョイントを取り付け※Aアームはブッシュで自由に動く分外しよりも組みつけは相当大変です※

燃料タンク積み込みをしてスタビライザーを取り付け。


・・・13時から開始した作業も気付けば23時を回っておりました。

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1年ぶりでしょうか・・・久しぶりの「ハイオク満タン」♪

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「高ッ!!!」(笑)

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燃料ポンプ・燃料フィルターからの燃料漏れを念入りにチェック中。燃料漏れは本当に怖いですので念には念を。※しつこいようですがDIYはオススメしません。自己責任でお願いします※

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仕上がり後のスタビブッシュ&リンク。新しい部品はやっぱりイイなぁ♪

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クラシックレンジの部品を取り扱う英国四輪駆動車部品販売さんのHPにこんな文言が。

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「ランドローバーのある豊かな人生」…かぁ。


手を真っ黒にして


ツナギも脂まみれになり


鼻の中まで真っ黒け(笑)



何でだろう。この車、過去最高の「ド・ポンコツ」車だけど…



楽しくてしょうがない(笑)まだまだ終わりは見えません。




おしまい




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by boogiecat610 | 2018-04-23 23:58 | Comments(0)


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