2017年 02月 12日
しかし、この小さな燃焼室で…ガソリンと空気を圧縮・爆発させて、その爆発エネルギーでピストンを押し下げてエンジンはパワーを発生する…冷静に考えるほど、爆発だけであの金属塊を押し下げられるのかが未だに信じられん… 世の中の車のエンジンもみんなこんな作りなのも信じられん(笑)本当は中身入ってないんじゃないかってたまに思う。 分解の際にラチェットレンチのエクステンションバーでピストンを打ち抜いて外すという大ポカをしたせいで、見事クランクジャーナルに傷を付けてしまいました…コレはガレージ先輩にかなり怒られましたね…今考えればクランクジャーナルなんて最もデリケートゾーン(笑) 大失敗の猛反省… 因みに、組み付けペーストはモリブデングリスとの事で、オイルでも良いんですが垂れてしまうし、塗り忘れが確認しづらい為、色が付いた組みつけペーストが良いらしいです。 …そう。その通り。 私はカメラマン兼、完全に助手(笑) …当然である。超高速回転するクランクシャフトはエンジンの最も重要な回転軸。生半可な知識で組めば、またブローしてしまう可能性が有るし…何より私は、エンジン組み立ては若かりし頃にL型4発組んだ後、10年以上やって無い。 ガレージ先輩は周回レースで酷使されるL型6発を組み上げる、その世界では有名なチューナー。ご親友の30Zはガレージ先輩チューンのL型エンジンでFISCOで2分を余裕で切ってしまう。 ガレージ先輩と比べれば私なんぞ、豪華客船と笹舟、ジャンボジェットと紙飛行機、F-1とミニカーぐらいレベルが違う(笑) 真剣にエンジンを組むガレージ先輩はもはや職人の域か… いやそれ以上の、研ぎ澄まされた空気に少し怯えたが… お昼に食ったネギラーメンで、作業中に2人共オナラが止まらない(笑) キンと冷え、静まりかえったガレージに響き渡る… 「プッ♪」という音 (笑) 私が昔組んだL18改1940ccなんて、内燃機屋さんで親メタルを紛失され、ともてじゃないが手でなんか回らなかった。プラスチゲージも使わず組んだもんだから、ラチェットレンチで回しても抵抗を感じる角度があった。でも結局気にせずそのまま組み立てて乗っていたっけ。 さぁそれじゃあその流れで、ピストン組みましょう! ピストンリングは勿論新品に交換済み。トップ周りにサンダーをかけた様な傷があるが・・・キリが無いので無視します。 「プッ♪」…屁が止まらないが…(笑) …クランクシャフトは、すんなりとシュルシュル回転まで行ったがココで頓挫… 「またか…」 ココから診断の始まり。 1番を外し、2番・3番を試しにシリンダ定位置に組むとクランクシャフトはすんなりと回る。 2番コンロッドを一式、1番シリンダに組むとすんなり回る。 1番コンロッドを一式、2番シリンダに組むと回らない。 1番コンロッドに2番のコンロッドメタルを組んで1番シリンダに組んでもすんなりと回る。 …結論。1番のコンロッドメタル不良が判明… やったことある人はお分かりかと思うが、シリンダーにピストン&コンロッドを組み付けるのはただ突っ込む訳ではない。ピストンリングコンプレッサーで縮めないとシリンダーには入らない。入替・検証で2時間以上は費やしてしまった・・・。 因みに、クランクシャフトの傷、WPC加工が原因ではない模様。運ぶ途中で歪んだか…分解前はクランクはすんなり回ってたので何とも…これにはガレージ先輩も頭を抱えておりました。 仕方ないので、1番のコンロッドメタルは交換する事に… ガレージ先輩曰く…「持ってるねぇ〜あんたww」 本当ですね(笑)すんません。 実に悩ましい問題。 最後に、快腸の原因。美味しかった「うまいラーメンショップ」のネギチャーシューメンとネギ丼… 追記 2月15日、1番のコンロッドメタルを取り寄せて、テスト組付けしたら無事にエンジンはクルンクルンと回るようになりました♪・・・とガレージ先輩からご連絡をいただけました。 つづく
by boogiecat610
| 2017-02-12 00:19
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
以前の記事
2019年 02月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 01月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 more... お気に入りブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||